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後発医薬品に対しての意識変化~催眠鎮静薬における後発医薬品から先発医薬品へ戻した事例を踏まえて~

学会

2014年6月29日

大会名 医療薬学フォーラム2014
会期 2014年6月28日・6月29日
会場 ビッグサイトTFTホール
演題名 後発医薬品に対しての意識変化~催眠鎮静薬における後発医薬品から先発医薬品へ戻した事例を踏まえて~
発表形式 ポスター発表
演者名 水町 隆平、大串 彩、岡元 みなみ、河野 吉昭、田代 泰理、田辺 晃啓、福田 淳、永﨑 一樹、矢敷 潤、香月 信一郎、木戸 宏幸、湯川 栄二
目的 患者負担の軽減や医療財政の赤字対策のためにも薬剤師は後発医薬品(以下GE)を普及させる必要がある。以前からGEへ変更した患者が先発医薬品へ戻す事例が度々見受けられたが、最近になりそういった事例が減少したように感じた。そこで、当局採用分の催眠鎮静剤に関して先発医薬品への再変更事例を過去と現在で比較調査するとともに、新たに調査した医薬品の動向と溶出試験結果を参考にどのような意識変化があったのかを調査した。
方法 調査期間:H18年5/19~H18年7/31、H24年3/10~H25年12/31
対象薬剤:レンドルミン錠、アモバン錠、ハルシオン錠、マイスリー錠
対象患者:上記対象薬剤を服用中で、GEに変更した患者
調査方法:処方箋、薬歴を参照
調査総数:1033名
結果 先発医薬品へ戻した事例/GEへ変更した事例
1.レンドルミン錠:H18年 16名/62名、H24年1名/13名
2.アモバン錠:H18年 2名/32名、H25年0名/1名
3.ハルシオン錠:H24年2名/25名
4.マイスリー錠:H24年3名/91名
考察 先発医薬品と生物学的同等性が証明されているGEに関して、過去から現在で再変更事例が減少した背景には、テレビCMにより患者の認知度が向上したことや、国策に伴う行政側の患者へのGE促進が貢献していることが挙げられる。また、それにも況してGEの推進業務への薬局スタッフの真摯な取り組みにあると言えるだろう。その結果、患者のGEに対する不安感がなくなり寛容性が向上したものと考えられる。

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