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ヘリコバクター・ピロリ除菌におけるパック製剤の有用性の検証

学会

2017年10月9日

大会名 第50回日本薬剤師会学術大会
会期 2017年10月8日・10月9日
会場 東京国際フォーラム
演題名 ヘリコバクター・ピロリ除菌におけるパック製剤の有用性の検証
発表形式 ポスター発表
演者名 坂本 豊伸、德山 智治、穴見 江梨子、塚本 賢児、尾脇 まり子、稲葉 一郎、今里 泰、木戸 宏幸、湯川 栄二、寺﨑 久泰
目的 ヘリコバクター・ピロリ除菌は、胃がんの発症予防において有用性が確立されている。除菌を成功させるには、3剤を飲み忘れなく1週間服用することが重要で、近年、服薬アドヒアランスの向上を目的とし、各メーカーから様々なパック製剤が販売されている。従来のPTPシート3剤とパック製剤のヘリコバクター・ピロリ除菌の成功率を比較し、パック製剤の有用性を検証した。
方法 2015年2月1日から2016年5月31日にボノプラザンフマル酸塩錠20mg、クラリスロマイシン錠200mg、アモキシシリンカプセル250mgの3剤をPTPシートで投薬(以下、3剤療法)した群と、2016年6月24日から2017年4月30日にボノサップ®パック400(以下、パック製剤)を投薬した群で、ヘリコバクター・ピロリ除菌の成功率を比較した。それぞれヘリコバクター・ピロリ除菌を初めて行った患者を対象とし、3剤療法は一包化を行っていない患者のみを対象とした。
結果 3剤療法でヘリコバクター・ピロリ除菌を行った患者は78名(男36名、女42名)で、平均年齢は66.8歳(中央値68歳)であった。成功は68名(男34名、女34名)、失敗は10名(男2名、女8名)で、成功率は87.2%であった。また、失敗の平均年齢は75.6歳(中央値78歳)であった。パック製剤でヘリコバクター・ピロリ除菌を行った患者は57名(男27名、女30名)で、平均年齢は65.2歳(中央値67歳)であった。成功は54名(男27名、女27名)、失敗は3名(男0名、女3名)で、成功率は94.7%であった。3剤療法よりパック製剤の成功率が高かった。
考察 3剤療法とパック製剤でヘリコバクター・ピロリ除菌を行った患者の平均年齢は、それぞれ66.8歳と65.2歳で有意差はなく、パック製剤の成功率が高くなったのは、服薬アドヒアランスが向上したためと推察された。パック製剤または一包化を行うことで高齢者の服薬アドヒアランスが向上し、適正な薬物療法を行えると期待できる。

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