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NSAIDs外用剤の後発医薬品使用状況

学会

2018年6月23日

大会名 医療薬学フォーラム2018
会期 2018年6月23日・6月24日
会場 東京ビッグサイト
演題名 NSAIDs外用剤の後発医薬品使用状況
発表形式 ポスター発表
演者名 東島 彩香、江口 麻夏、長尾 尚俊、矢敷 潤、近藤 優樹、前田 恵理、河野 吉昭、香月 信一郎、木戸 宏幸、湯川 栄二
目的 医療費軽減や医療財政の赤字対策のためにも、後発医薬品(以下、GE)を普及させる必要がある。しかし、GE数量シェアは国が目指す80%に満たないという現状がある。その現状を探るべく先発医薬品(以下、先発品)を希望する声が多いNSAIDs外用剤6種類に関して、先発品を使用している理由を調査した。
方法 NSAIDs外用剤が処方されている患者を対象に、先発品を選択する理由について服薬指導時にアンケート調査を実施した。調査期間は平成29年1月1日から3月31日までの3ヶ月間、対象薬剤はケトプロフェンテープ20mgと40mg、パップ30mgと60mg、ロキソプロフェンNaテープ100mg、パップ100mgの先発品6種類であった。
結果 調査期間中の来局者数は5,698人、GE数量シェアは70.93%であり、NSAIDs外用剤のGE数量シェアは50.75%であった。調査総数は321人、拒否数は19人で実施率は94%であった。NSAIDs外用剤の先発品を選択した理由は、特に理由なし(25.4%)、GEで不都合があった(23.8%)、GEに対する不安がある(15.3%)、GEの効果が不十分(14.1%)、処方せんに記載してある通りが良い(11.3%)、その他(10.1%)であった。
考察 NSAIDs外用剤のGE数量シェア増加には、積極的かつ継続的なGEの丁寧な説明が必須であり、理解度の向上と不安の解消を促すとともにGEのかぶれやはがれやすさなどの問題点を考慮したGEの選択が更なる普及につながると考える。

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