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健康サポート薬局を目指して~健康フェア開催報告~

学会

2018年11月3日

大会名 第79回九州山口薬学大会
会期 2018年11月3日・11月4日
会場 別府国際コンベンションセンター
演題名 健康サポート薬局を目指して~健康フェア開催報告~
発表形式 ポスター発表
演者名 前田 恵理、近藤 優樹、矢敷 潤、東島 彩香、江口 麻夏、長尾 尚俊、河野 吉昭、香月 信一郎、木戸 宏幸、湯川 栄二
目的 近年、保険薬局では健康維持・増進を目的とした健康サポート機能を有する薬局が求められている。そこで、当薬局グループでは健康サポート機能として求められている地域活動の一環として、健康フェアを2回開催したのでその活動内容を報告する。
方法 健康フェアは平成29年11月5日(日)と平成30年6月10日(日)の計2回開催し、来訪者にアンケート調査を実施した。健康フェアでは測定コーナーとして体組成計、骨密度計、ヘモグロビン測定器および血圧計のブースを設置した。相談コーナーとしては管理栄養士による栄養相談と薬剤師によるお薬相談を行った。その他にも調剤体験、健康補助飲料の試飲および美容相談を行った。
結果 第1回アンケート調査は来場者197名に実施して拒否は11名、第2回アンケート調査は来場者245名に実施して拒否は3名であった。健康フェアには第1回、第2回ともに幅広い世代が来場した。年齢層は60代、70代の人が多く、男性より女性の参加が多かった。アンケート項目の中で「印象に残ったブースはどれですか」の問いには「骨密度測定」と答えた人が最も多かった。「次回も健康フェアに参加したいですか」の問いには第1回で93%、第2回では88%の人が「はい」と答えた。また第2回からアンケート項目に新しく追加した「今までに他社の健康フェアにも参加したことがありますか」の問いには18%の人が「はい」と答えた。栄養相談の内容として男性では生活習慣の改善、女性では骨密度を保つための食生活の工夫などの相談が多く、お薬相談では現在服用中の薬に関する相談などがあった。
考察 保険薬局は調剤業務だけでなく、健康寿命延伸のための健康サポートの取り組みが求められている。健康相談や栄養相談を理由に薬局を訪れる人はほとんどいない印象だったが、薬局が開催する健康フェアに参加したいと考える地域住民が一定数いることがわかった。薬局に訪れる人だけでなく、地域に健康情報を発信できる拠点となることで、住民の健康意識の向上に繋がると考える。第1回と第2回健康フェアの経験を生かし、管理栄養士と連携して今後も健康フェアを定期的に開催する予定である。また、当薬局グループでは日常的に管理栄養士が体組成計による測定と栄養相談を行っている。これからも健康サポート薬局を目指した取組みを行う。

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