ゾルピデム錠の先発医薬品使用理由の調査
学会
2019年7月13日
大会名 | 医療薬学フォーラム2019 |
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会期 | 2019年7月13日・7月14日 |
会場 | 広島国際会議場 |
演題名 | ゾルピデム錠の先発医薬品使用理由の調査 |
発表形式 | ポスター発表 |
演者名 | 江口 麻夏、長尾 尚俊、矢敷 潤、東島 彩香、近藤 優樹、前田 恵理、河野 吉昭、香月 信一郎、木戸 宏幸、湯川 栄二 |
目的 | 医療費軽減のために、後発医薬品(以下、GE)を普及させる必要があるが、当薬局のゾルピデム錠のGE数量シェアは、当薬局全体のGE数量シェアよりも低い。その現状を探るべく、先発医薬品(以下、先発品)を希望する声が多いゾルピデム錠について、先発品を使用していいる理由を調査した。 |
方法 | ゾルピデム錠の先発品を希望している患者を対象に、先発品を選択する理由について服薬指導時にアンケート調査を実施した。調査期間は平成30年10月1日から12月31日までの3ヶ月間である。 |
結果 | 調査期間中の来局者数は5786人、当薬局全体のGE数量シェアは79.2%であり、ゾルピデム錠のGE数量シェアは69.4%であった。調査実施総数48人中、拒否数は3人で回答率は93.8%であった。45人中8人が本剤のGEを使用したことがあり、先発品を再選択した理由は、「GEで効果不十分のため」が最も多かった。GE使用歴のない患者37人が先発品を選択し続けている理由は、「GEに対する不安があるため」が最も多かった。また、45人中30人が本剤以外の併用薬についても先発品を希望していた。 |
考察 | GEに関する丁寧な説明を積極的かつ継続的に行うことにより、GEに対する不安を解消することが、ゾルピデム錠のGE数量シェア増加に最も効果的と考える。 |