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薬剤師・医療事務員を対象とした危険予知トレーニングワークショップ実施による効果の検討

学会

2019年7月14日

大会名 医療薬学フォーラム2019
会期 2019年7月13日・7月14日
会場 広島国際会議場
演題名 薬剤師・医療事務員を対象とした危険予知トレーニングワークショップ実施による効果の検討
発表形式 ポスター発表
演者名 長尾 尚俊、江口 麻夏、矢敷 潤、東島 彩香、近藤 優樹、前田 恵理、河野 吉昭、香月 信一郎、木戸 宏幸、湯川 栄二
目的 当グループではバーコード読み取り式調剤支援システムの導入やグループ店舗間でのヒヤリ・ハットデータ集計・共有システムの構築など、医療安全に関するハード面の対策を積極的に行っている一方で、ソフト面の対策を強化するため、薬剤師・医療事務員を対象とした危険予知トレーニング(以下、KYT)のワークショップを定期的に開催している。今回はバーコード読み取り式調剤支援システムのデータを集計し、KYTの効果を検討した。
方法 平成28年6月よりKYTワークショップを開始し、平成30年12月までに全9回開催している。また、当薬局では週の初めにスタッフ全員でタッチアンドコールを行い、Pickingのときに呼称を行っている。バーコード読み取り式調剤支援システムの正しいPicking件数/総Picking件数*100(以下、OK率)を集計し、KYTワークショップ開始前後の推移を検討した。
結果 6ヶ月間のOK率平均は、KYT導入前の平成27年12月~平成28年5月が93.4%、導入後の平成28年6月~12月が94.1%、平成29年1月~6月が94.5%、平成29年7月~12月が94.5%、平成30年1月~6月が95.3%、平成30年7月~12月が95.8%であった。
考察 OK率推移は徐々に上昇傾向である。KYT導入による「危険を先取りする」という意識の向上と呼称により、エラー件数推移は減少傾向にあると考える。医療安全文化の構築は短期間ではできない。今後も継続した取り組みが必要である。

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