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NSAIDs外用剤の先発医薬品使用理由の調査

論文

2019年12月1日

雑誌名 九州薬学会雑誌 Vol.73 2019
表題 NSAIDs外用剤の先発医薬品使用理由の調査
Survey on the Reasons for Using NSAIDs Exterminal Medicine for Starting Drugs
著者名 東島 彩香、矢敷 潤、江口 麻夏、長尾 尚俊、近藤 優樹、前田 恵理、河野 吉昭、香月 信一郎、木戸 宏幸、湯川 栄二
要旨 医療費削減のためには、後発医薬品(以下、GE)を普及させる必要がある。しかし、現状ではGEの数量シェアは国が目指す目標値の80%に達していない。特にNSAIDs外用剤のGEについては、先発医薬品(以下、先発品)を希望する声が多い。そこで今回、NSAIDs外用剤6種類に関して、先発品を使用している理由を平成29年1月1日から3月31日までの3ヶ月間にわたり調査した。その結果、NSAIDs外用剤の先発品を選択した理由は、特に理由なしが25.4%、GEに不都合ありが23.8%、GEに不安ありが15.3%、GEの効果不十分が14.1%、処方せん通りを希望が11.3%、自己負担なしが1.5%、その他が8.6%であった。NSAIDs外用剤のGEについて数量シェアを増加させるためには、患者が外用剤の問題点を考慮したGEの選択ができるようになるため、薬剤師が積極的かつ継続的にGE使用の有益性の説明を行い、患者のGE使用に対する理解度の向上と不安の解消を促すことが重要であると考える。

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