ゴーストタブレット
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2022年7月20日
ゴーストタブレット(ゴーストピル)が排出される可能性がある薬をまとめてみました。
さて、添付文書にはどのように記載されているでしょうか。
アサコール錠 | 便中に錠剤がみられる場合がある。 |
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インヴェガ錠 | 本剤の外皮は内部の不溶性の成分と一緒に糞便中に排泄されるが、正常なことであり心配する必要はないことを説明すること。 |
塩化カリウム徐放錠 | 本剤のゴーストタブレット(有効成分放出後の殻錠)が糞中に排泄されることがある。 |
コレチメント錠 | 便中に錠剤が認められることがある。 |
コンサータ錠 | 本剤の外皮は内部の不溶性の成分と一緒に糞便中に排泄されるが、正常なことであり心配する必要はないことを説明すること。 |
ジソピラミド徐放錠 | 本剤のマトリックス基剤は成分放出後も体内で崩壊せずに排泄されるため、錠剤の形をした白い塊として糞便中に認められることがある。 |
セレニカR錠/顆粒 | 本剤投与後に白色の粒子又は残渣が糞便中に排泄されるが、これは賦形剤の一部である。 |
ツートラム錠 | 有効成分放出後の基剤(抜け殻)が糞便中に排泄されることがある。 |
ディレグラ配合錠 | 糞便中に、有効成分放出後の殻錠が排泄されることがある。 |
テオドール顆粒 | 顆粒剤を投与すると便に白色粒子が排泄されることがあるが、これは賦形剤の一部である。 |
テオフィリン 徐放錠/徐放カプセル |
本剤由来のエチルセルロースの透過性膜は、テオフィリン溶出後、未消化のまま排泄されるため、白色粒子が糞便中に見られることがある。 |
テオロング錠 | 糞便中に、まれに本剤由来の白色顆粒がみられることがある。 |
デパケンR錠 | 本剤の白色の残渣が糞便中に排泄される。 |
ニフェジピンCR錠 | 内核のフィルムコーティング剤のエチルセルロースは水に不溶のため、糞便中にまれに錠剤の形状を残したまま排出されることがある。 |
バルプロ酸Naナトリウム 徐放錠/徐放顆粒 |
本剤の白色の残渣が糞便中に排泄される(徐放錠) 本剤投与後に白色の粒子が糞便中に排泄されるが、これは賦形剤の一部である(徐放顆粒) |
フェロ・ グラデュメット錠 |
鉄放出後のプラスチック格子は、そのまま糞便中に排泄される。 |
プソフェキ配合錠 | 糞便中に、有効成分放出後の殻錠が排泄されることがある。 |
プロタノールS錠 | 本剤のマトリックス基剤は成分放出後も体内で崩壊せずに排泄されるため、錠剤の形をした塊として糞便中に認められることがある。 |
ペンタサ錠/顆粒 | 本剤のコーティング剤のエチルセルロースは水に不溶のため、糞便中に白いものがみられることがある。 |
メサラジン錠 /腸溶錠/顆粒 |
本剤のコーティング剤のエチルセルロースは水に不溶のため、糞便中に白いものがみられることがある。 |
ユニコン錠 | 糞便中に、まれに本剤由来の白色物質がみられることがある。 |
ユニフィルLA錠 | 糞便中に、まれに本剤由来の白色物質がみられることがある。 |
リアルダ錠 | 便中に錠剤が認められることがある。 |
ワントラム錠 | 有効成分放出後の基剤(抜け殻)が糞便中に排泄されることがある。 |
もっとあるかもです。引き続き調査します。
ジェネリックのメーカーや規格によっては、ゴーストタブレットに関する記載がない場合もあります。
ゴーストタブレットが出ても心配ないことを患者さんにしっかり説明しておきましょう。
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調べてほしい、まとめてほしい薬の情報がありましたら教えてください。