名称類似薬
2023年1月20日
名前が似ている医薬品を集めました。
参考:薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業
ノルバスクとノルバデックス
ノルバスク(アムロジピン)→Ca拮抗薬
ノルバデックス(タモキシフェン)→SERM
セロクエルとセロクラール
セロクエル(クエチアピン)→MARTA
セロクラール(イフェンプロジル)→脳循環・代謝賦活薬
エクセグランとエクセラーゼ
エクセグラン(ゾニサミド)→抗てんかん薬
エクセラーゼ(サナクターゼM+メイセラーゼ+プロクターゼ+オリパーゼ2S+膵臓性消化酵素TA)→消化酵素製剤
プレドニンとブレディニン
プレドニン(プレドニゾロン)→副腎皮質ステロイド
ブレディニン(ミゾリビン)→プリン代謝拮抗薬
クラリスとクラリチン
クラリス(クラリスロマイシン)→マクロライド系抗生物質
クラリチン(ロラタジン)→ヒスタミンH1受容体拮抗薬
セレナールとセレネース
セレナール(オキサゾラム)→ベンゾジアゼピン系抗不安薬
セレネース(ハロペリドール)→ブチロフェノン系抗精神病薬
ノイロビタンとノイロトロピン
ノイロビタン(ビタミンB1+B2+B6+B12)→ビタミン製剤
ノイロトロピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液)→鎮痛補助薬
ガスコンとガスロン
ガスコン(ジメチコン)→消化管ガス駆除薬
ガスロン(イルソグラジン)→防御因子増強薬
アスベリンとアスペノン
アスベリン(チペピジン)→鎮咳薬
アスペノン(アプリンジン)→クラスⅠb抗不整脈薬
ユリノームとユリーフ
ユリノーム(ベンズブロマロン)→尿酸排泄促進薬
ユリーフ(シロドシン)→α1遮断薬
ザルティアとザイティガ
ザルティア(タダラフィル)→PDE5阻害薬
ザイティガ(アビラテロン)→CYP17阻害薬
テオドールとテグレトール
テオドール(テオフィリン)→キサンチン誘導体
テグレトール(カルバマゼピン)→抗てんかん薬
トライコアとトラクリア
トライコア(フェノフィブラート)→高脂血症治療薬
トラクリア(ボセンタン)→エンドセリン受容体拮抗薬
ザイザルとサラジェン
ザイザル(レボセチリジン)→ヒスタミンH1受容体拮抗薬
サラジェン(ピロカルピン)→口腔乾燥症状改善薬
ルセフィとルパフィン
ルセフィ(ルセオグリフロジン)→SGLT2阻害薬
ルパフィン(ルパタジン)→ヒスタミンH1受容体拮抗薬
グリチロンとグリミクロン
グリチロン(グリチルリチン酸一アンモニウム+グリシン+DL-メチオニン)→肝臓疾患用剤・アレルギー用薬
グリミクロン(グリクラジド)→SU薬
一般名まで含めるとキリがないですが、一部を挙げます。
チザニジンとニザチジン
チザニジン→筋弛緩薬
ニザチジン→ヒスタミンH2受容体拮抗薬
アモキサピンとアモキシシリン
アモキサピン→三環系抗うつ薬
アモキシシリン→ペニシリン系抗生物質
ベタヒスチンとベポタスチン
ベタヒスチン→鎮暈薬
ベポタスチン→ヒスタミンH1受容体拮抗薬
ミドドリンとリトドリン
ミドドリン→α1刺激薬
リトドリン→β2刺激薬
アロチノロールとアロプリノール
アロチノロール→αβ遮断薬
アロプリノール→キサンチンオキシダーゼ阻害薬
アロチノロールは以前アルマールという名前でしたが、アマリール(グリメピリド:SU薬)との取り違えによる医療事故が起きたため、商品名が変更されたようです。
名前が似ているのに薬効が全く異なる場合は特に注意が必要ですね!
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調べてほしい、まとめてほしい薬の情報がありましたら教えてください。