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心疾患

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2024年4月20日

心疾患についてまとめました。

虚血性心疾患

動脈硬化や血栓などで心臓の冠動脈が閉塞したりして心筋に血液がいかなくなること(心筋虚血)で起こる病気。

・狭心症:冠動脈が動脈硬化などで狭くなり、血流が悪くなって心筋に必要な血液が不足し、胸が痛くなる(労作性狭心症または安静時狭心症(異形狭心症)、安定狭心症または不安定狭心症)

・心筋梗塞:血管内のプラークが破れて血管内に血栓ができ、冠動脈が急激に閉塞して心筋が壊死に陥る

不整脈

脈がゆっくり打つ、速く打つ、または不規則に打つ状態を指し、脈が1分間に50以下の場合を徐脈、100以上の場合を頻脈という。

・期外収縮:洞結節とは別の場所から、やや早いタイミングで心臓に電気が流れる(心房性、心室性)

・洞不全症候群:洞結節の異常によって、心臓の中で電気が作られなくなる

・房室ブロック:房室結節の機能が低下して、心房から心室の方へ電気が伝わらなくなるために脈が遅くなる(第1度、第2度、第3度)

・脚ブロック:心臓の右脚または左脚と呼ばれる部分を通過する電気刺激が部分的または完全に遮断される伝導障害の一種(完全ブロック、不完全ブロック)

・WPW症候群(Wolff-Parkinson-White syndrome):生まれつき正常な刺激伝導系である房室結節以外に心房と心室の間をつなぐ余計な伝導路(副伝導路)が存在するために電気の旋回が起こって頻脈(発作性上室性頻拍)が発生する

・心房細動:右心房、左心房と呼ばれる部屋の心筋が高頻度かつ不規則に動く不整脈

・Brugada症候群:12誘導心電図のV1からV2(V3)誘導における特徴的なST上昇と心室細動(VF)を主徴とする症候群(上向きに凸のcoved型(Type1)と下向きに凸のsaddle back型(Type2)がある)

・QT延長症候群(LQTS:long QT syndrome):心筋再分極異常による心電図QT間隔の延長とそれに伴う致死性不整脈が問題となる遺伝性不整脈疾患

心臓弁膜症

弁が加齢・感染症・外傷・先天的などの問題によって正常に機能しなくなることで、心臓のポンプ機能に様々な支障をきたした状態。

・大動脈弁狭窄症:弁の開きが悪くなり、血液の流れが悪くなっている状態

・僧帽弁狭窄症:弁の開きが悪くなり、血液の流れが悪くなっている状態

・大動脈弁閉鎖不全症:弁が正常に閉じないために、逆流を起こしている状態

・僧帽弁閉鎖不全症:弁が正常に閉じないために、逆流を起こしている状態

心不全

心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気。


参考:厚生労働省「心疾患に関する留意事項」

参考:国立循環器病研究センター「虚血性心疾患」「不整脈」「心臓弁膜症」「心不全」

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調べてほしい、まとめてほしい薬の情報がありましたら教えてください。

この記事を書いた人
みやの
Web・DTP担当

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