偽アルドステロン症とカンゾウ計算ツール
ブログ
2023年10月20日
偽アルドステロン症について調べました。
また、漢方薬を併用した場合のカンゾウの含有量を計算するツールを作成してみました。
参考:厚生労働省|重篤副作用疾患別対応マニュアル|偽アルドステロン症
偽アルドステロン症とは
偽性アルドステロン症:pseudohyperaldosteronism
甘草誘発性偽性アルドステロン症:licorice-induced pseudoaldosteronism
アルドステロンが過剰に分泌されていないのに、あたかもアルドステロンが過剰に分泌されているかのような症状を示すこと。
高ナトリウム血症(口渇、傾眠、錯乱、痙攣)や低カリウム血症(筋力低下、麻痺、呼吸不全、痙攣)、浮腫、高血圧などの症状がみられる。
カンゾウやサイアザイド系利尿薬などが原因で起こることもある。
カンゾウ計算ツール
カンゾウの1日量の上限は2016年3月までは5g(グリチルリチン酸として200mg、ただし甘草湯、芍薬甘草湯等のように使用期間のごく短いものは除く)でしたが、現在はその上限はなくなったようです。
カンゾウが1日2.5g以上のものは低カリウム血症に禁忌となっています。
漢方薬を併用した場合、1日1回だったり2回だったりした場合、カンゾウの量はどうなっているのか、計算できるツールを作ってみました。
※対応しているのはまだツムラの漢方だけです。
※黄耆建中湯、小建中湯は1回2包で計算しています。
※シャカンゾウもカンゾウに含めました。
やっぱり五十音順の方がよかったかもしれません。
五十音順バージョンはこちら
ケミストでは引き続き「ブログ」のテーマを募集しています!
調べてほしい、まとめてほしい薬の情報がありましたら教えてください。